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2010 年10 月19 日

味はいつも「サプライズ」である。

 気がつくと結構「食べ物」関連のテーマが続くのは、やっぱり何はさておいても「食欲の秋」と言うところだろうか。
 時折(ショッチュウじゃないか:自己突っ込み)炒飯や炒め物、雑炊などの手作り料理
を私独自の食事の一環として愉しんでいる。
 時折家内や娘が「お味見」(例によって余談になるが、孫が最初にこれを覚えた時には「オヤジ見」と言って笑わせてくれたものである)と言って、つまみ食いし、その半分以上の確率で(自分の腕が上がったのか、それとも相手の嗜好が変わったのかは判らないが)「これっ、美味しい!!!」と言ってくれる時がある。
 それに味を占めて「お父さん、この間の料理を作って一品にして」と言われて、腕を振るうと、大概の場合は「これっ、何???」と不評になるのが殆どである。
 私の場合の調味料や更新料、具剤の量などは「目分量」と言えば体裁は良いが、「あるだけの量」だったり「食べられる量」だったりするので、毎回「似たような味」にはなるが、薄かったり(この場合は血圧に良いのだ、という言い訳をしている)、辛すぎたり(この場合の言い訳は、カプサイシンは余計な脂肪を消費してくれ、ダイエットに良いのだ、である)で「常にサプライズ」なのである。
 だから「以前作ったもの」と言われても、材料や調味料が同じでも味は一定していない。 だからこそ「私だけのメニュー」なのである。
 私だけのもの、なのでいつも楽しくサプライズの味を愉しんでいる。
 男子厨房に入るを許さず、の時代ははるか昔に過ぎて、「男の料理」関連の本が書店に並んでいるが、そんな物には全くと言って良いほど興味が無い。
 なぜなら、其処には「アドベンチャー」としてのサプライズが見られないからである。
 以前醤油と勘違いしてソースを入れたり、小麦粉を間違えて片栗粉を入れたりしたが、それだってアドベンチャーである。
 還暦もトウに過ぎたが、ささやかなアドベンチャーをこれからも愉しみたいものである。

投稿者:つねちゃん
at 10 :32| グルメ | コメント(0 )

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