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2010 年11 月25 日

隠す事が下手な民主党

 念願かなって与党となった民主党だが、「情報開示の徹底」という御旗は悉く悪用されているように見えるのは、私だけではないのではないか。
 前与党の「寄らしむべし、知らしむべからず」にはかなり腹が立つて、その結果としての惨敗だったのだが、今度の与党はその程度を知らなさ過ぎるのでは無いだろうか。
 本来隠すべき事を「自分だけが知っているのだよ」とばかり「王様の耳はロバの耳」を決め込んだつもりかも知れないが、当てにならない「オフレコ」ということで自慢げに話したものが、漏れてしまい、「何でオフレコの内容が漏れるのだ」とばかりの剣幕である。
 また、隠さなくても良いことを隠したばっかりに「隠す必要などないと思っていた」内部の人間から「漏れる」のではなく開陳されてしまっているのは、どれをどの程度までと言う事を知らなさ過ぎると思うのが、多くの国民であろう。
 戦時中から戦後処理のときの極秘情報を開示したのは、それなりの評価だったと思うが、何でもかんでも開示さえすればよい、というのでは、政治家としての体をなさないであろう。
 もちろん、前野党が良かったとは毛頭言っていないのだが、それにしても。。。という感じである。
 そして、今朝の新聞では、支持率が30%台になり、前与党と逆転しているとのことである。
 果たして、それがそのまま政権の移行になるかというと、私自身は決してそうは思わないが、「やっぱり以前がよかったのか」という人も多くなるのでは無いだろうか。
 「行き過ぎはあるだろうけど、基本的に開示する」という事と「知らなくていい奴は選挙に行かずに寝ていれば良い」という事のどちらを選ぶのかが今問われているのでは無いだろうか。
 いやいや、久しぶりに少しばかり「怒りの言辞」になってしまった。
 決して無責任ではないが、それもまた愉快である。

投稿者:つねちゃん
at 08 :37| 政治への注文 | コメント(0 )

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