2010 年12 月07 日
自分と競う
われわれ団塊の世代は、在学中、在職中は意識するとかしないとかではなく、常に「相手(特定の場合ばかりではなく不特定の場合もあるが)と競う」のが自然と身についていたように思う。それは悲観論ばかりではなく、励みにもなったりしたものである。
富山と言う、都会から見れば田舎の工業高校卒と言う学歴で、企業内研修機関を卒業したとはいえ、部外学歴と言うものは殆ど無視に近い状態だったので、それなりに頑張り甲斐があり、時折ヒットすれば、「相手に競り勝った」と言う気持ちが楽しかった。
ところがリタイアしてからそれは殆どと言っていいくらいに無くなってしまった。
このブログも、その乗りでやっているのだが、つい最近になって気がついたことが、やっぱり今でも「競っている」と言う事である。
相手は、自分である。
僅かな事でも目標を設定し、それをうまく超える事が出来れば、慢心することなく、「目標が低かったのでは無いだろうか」と悲観的というよりも、より意欲的に考える。
大体の場合は、目標未達と言う事になるので、これに対しても「駄目だなぁ」と思うのではなく、未達の原因は何だったのか、その原因を除くためにはどうすれば良かったか、今後どうすれば克服できるか、など等、決して「目標を下げよう」とは考えない事にしている。
とは言うものの、全てがそんなにうまく整理できる事ではなく、「水は低きに流れ、人は易きに流れる」と言われるが如くの連続である。
しかしながら、(と大体は思えるようになっている自分が楽しいのだが)その流れにこそ「競り勝ってみよう」としている自分に気がつくと、それもまた楽しい気分になってくる。
お金のかからない「楽しみ」と言うものは、そんな訳でどこにでも転がっていると思っている。
少し意味が違うかもしれないが、在職中の「PDCA」をここでも生かしている自分が楽しい。
投稿者:つねちゃん
at 08 :33| 健康
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