<< 前のエントリ | メイン | 次のエントリ >>
2010 年12 月08 日

グー、パー

 天気の良い日には孫を歩いて保育園へ送ってゆく。
 約15分ほどの距離で、孫も楽しそうに歩いてくれるので、いろいろな話をすることが出来る。
 先日「お手手が冷たい」と言うので、一頻り揉んでやったが、随分昔に習っていた合気道を思い出し、「グー、パーを繰り返しやってごらん」と教えた。
 先日家で「ジィちゃん、グーパーだよね」と言うが、シチュエーションが違う事もあり、全く理解できなかった。
 その翌日だったかに、やはり良い天気だったので、歩いて保育園へ行く時になって、「お手手が冷たいときは、グー、パー」と独り言のように言っている孫の言葉を聴いて、「そうだっ!」思い出した。
 「ごめんね、ジィちゃん忘れとったよ」と謝ると、喜んで「グーパー」を繰り返して「ちょっとだけ暖かくなったよ」と言われたのには、本当に涙が出るほど嬉しかった。
 まだ5歳半ばだけれど、ほんのちょっとした事も覚えてくれているのだ、と嬉しい驚きと共に、これからは下手な事を言っては末まで覚えられてしまうのではと、心掛けを更にしっかりとしなければとも思った。
 実際、この季節の朝は、陽が当たる所では然程では無いが、日陰に入ると風の冷たさが厳しく感じられる。
 それが一番感じるのが、素手である。
 合気道は僅かの期間だけしか習わなかったが、基本は「筋を伸ばす」事だと教わった記憶がある。
 そんな中での寒稽古の時に、先生がひとつのコツとして教えてくれた事がこれだった。
 グーとパーを繰り返すと、指先の血流が良くなり、自然と暖かくなってくる、全くお金のかからない暖房法である。
 

投稿者:つねちゃん
at 06 :43| 健康 | コメント(0 )

◆この記事へのコメント:

※必須