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2010 年12 月21 日

孫はいつでも「真剣」

 親としての娘や、程度は少し低いものの、婆さんである家内も、孫連れで買い物などをする場合に決まって言う言葉は「早(はよ)う、しられ(富山弁かな)」である。
 買ってやるものの分野はある程度決まっているし、値段の腹積もりは当然あるのだが、孫にはそんなことなど伝わる訳も無い。
 孫としては真剣に、今まで言われた事を小さな頭の中で目まぐるしく反芻したりして、散々悩んだ末に「これ」といって持ってくるのだが、殆どの場合母親や婆さんの意向に合わない。
 で、結局再度物色になるのだが「早う、しられんか」と「んか」が追加した罵声に近い言葉が飛んでくるので、それにも配慮しなければならない。
 挙句は「仕様が無いからこれにする」と言う事になり、妥協点らしきものを選んでくるので、親たちとしては「この辺で手を打つか」と言う事で決着が付く。
 この時期に、似たような事が出現するのが「サンタさんへのお願い物」である。
 親たちとしては「早う決めてお願いしなければ、サンタさんも持って来れなくなるよ」という説得を使う。
 でも、孫としてみれば、目前にある訳でもないので、想像の世界は広がるばかりである。
 玩具なのか、食べ物なのか、本などかなど等、自分の想定できるあらゆる範囲を考えるのだろう。
 爺としては、これを面白く楽しく眺めている。
 つまり、少し考えれば判る事なのだが、悩んでいる事が成長のしるし、だと素直に思えば良いのではないだろうか。
 今までは限られた範囲でしか選べなかったのが、その範囲が成長と共に広がっているのである。
 子供は、いつまでも親の想定内ばかりで育っていないし、そうなったら少し可哀想であろう。
 親や爺婆としては、難しいだろうが、「世間様にご迷惑を掛けないように」と言う範囲に配慮しながら、伸び伸びと成長する姿を見守ってやりたい。

 今年のこのブログ派、明日22日までとさせていただきます。
 在職中のルールからすれば、27日までとなるところですが、今年から小学生になった孫の冬休みにあわせることにしました。
 したがって、年明けの再開は11日となります。

 たっぷりと休養をとって、出来るだけダブらないような楽しいテーマを見つけて貯めておきたいと思っています。

投稿者:つねちゃん
at 08 :32| 子育て | コメント(0 )

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