2011 年01 月25 日
資格取得の目標は立てない
在職中は、会社の方針でもあったし、私自身もそう思っていたこともあったので、自分自身はもとより、部下にも積極的に「資格取得」を勧めていた。会社方針は「情報処理」に関する資格取得であり、取得資格によっては一時金が支給されると言う特典もついていた。
私は「必ずしもそれでなくても良いよ」と言う風に部下を指導していた。
それから暫く経ってから、本格的な考課が始まって、その中には分野を問わずに自分の努力の評価と言う項目があったので、あながち方針が違ってはいなかったのだろうと思っている。
私自身は、情報処理については2度目で合格した「オンライン」と言う資格を50少し前に取り、リタイアする2年ほど前に趣味の世界ではあるが「1級アマチュア無線技師」の資格も取ったから、「魁より始めよ」と言う意味ではそれなりに自信をもっていた。
リタイアしてからも、漢検を初めとして、長い間の目標だった「電検(特別分野以外の人には判らないだろうから、解説は省きます)」という資格に向けて学習をしていた。
漢検は、例の事件があったので、学習だけにしたし、その他も「資格をとったら仕事が降るかのごとく来る」と言うような宣伝には、嫌気がさしてきたから、止める事にして「学習」だけにした。
同年代の人でリタイアした人ともソロソロ会う機会も多くなり、大抵の人はリタイアしてすぐに「前からやってみたかったのだよ」と言いながら資格取得にがんばっていることを話題にするようにして、それをやっていない私には「幾つになっても目標設定は必要だよ」と言う様になっていた。
それが暫くして会って見ると、勿論全員ではないけれど「資格は取ったのだけれど、お金がもらえる仕事にはならない」とこぼしている。
大体は「技術屋」での人間が多いので、営業などは殆どやったことは無い。
だから、資格取得に使った費用は「勉強代」だったことにして、ボランティアでやってみたら、と言っている。
お金になるような資格というものは、あるのだろうが、それには、技術や知識だけではなく「営業」というスキルが必要欠くべからざる事であることを十分に考えておかなければならない。
とは言え、色々興味のあることには、自分で学習は継続したいと思っている。
投稿者:つねちゃん
at 09 :02| 学習
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