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2011 年01 月28 日

ものは使い道を誤らないで

 適材適所とは言うが、なかなか出来るものではない事を身をもって知った。
 昨年まで大活躍してくれていた、除雪用スコップはプラスチック製で、刃先が金属でコーティングされているものだった。
 今年は今までとは大分積雪も多く、何度かの除雪作業中にその金属がはがれてしまって、新しくアルミ製のものを買った。
 そこで、何でこんなに擦り切れるところにこんな薄い金属がついているのだろうかと、最初は「不良品ではないのか」と思ったのだが、相手を悪く思う前に、自分は果たして正しかったのだろうかと考えてみると、その金属板のコーティングは、決して圧雪をこそげとる目的ではないのではないかと気がついた。
 圧雪はやはり鉄かアルミほどの強さがあるものではないと、こそげ起こすことはできないし、無理してやってもその使用期間を短縮するだけのものだろう。
 私の雪の観測は差ほどではないけれど、今回の雪は何段階かに分かれた層で成り立っている。
 全て一日で降った雪でも、除雪中にママさんダンプが通ったところと、私ら人間が歩いた所では、硬さがまるで違っている。
 また、融雪装置の水が僅かでも沁みこんでいる所でも、そのままの所と人間が踏んだ所、自動車によって出来た圧雪のところでは、まるで違っている。
 プラスチック製のスコップでそれらに全て対処するのはやはり困難なのである。
 で、アルミ製のスコップを便利に多用しているのだが、当初思ったほど重くは無いので、除雪作業も結構捗るのが愉快でもある。
 また、幸いにして山の雪解け水が流れる溝が家の前にあるので、そこへ雪を入れ込んでいるのだが、これは溝の幅が限られており、プラは駄目、アルミもほんの少しで駄目なのだが、昔からの鉄製のものは丁度のサイズで溝の奥まで押し込む事ができる。
 かくして、今年の我が家の除雪作業には雪質とその使用目的で3丁のスコップが大活躍である。

投稿者:つねちゃん
at 12 :49| 日記 | コメント(0 )

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