2011 年02 月02 日
無駄に明るい
ラジオのCMで「無駄に明るいですよー」と言うのがある。誰もいない部屋の電灯を消して、節電しましょう、という趣旨のようである。
どこかで聞くフレーズだなぁ、と最初のうちはぼんやりと思っていたのだが、CMの常で何度も聞くうちに「どこでだったろうか」と気になるようになった。
其処で思いついたのが、年に一度の現役とOBの懇親会があり、そこで良く聞く事だと気がついた。
「お前はいつまでも経っても、無駄に明るいよなぁ」と言う具合である。
在職時は先輩ではあったけれど、私のほうが上司だった人からも聞かれるが、腹立つどころかむしろ楽しい。
初めて「係長」と言う役職についたと気に、人事担当の上役から「お前の来た所は暗いから明るくしろ」と言われたのが事の発端だったように思う。
着任早々だったので、まだ様子も良く判らず、暫くして飲む機会があったので、その上司に直接「どうしたら明るくなりますか」と聞いたら、「蝋燭でも、電灯でも良いから点ければ明るくなるだろうが」と言われた。
こんな禅問答のようなことを言われて、すぐに判るほど頭脳明晰ではなかったから「何とかも3何とか」と言うから、と自分で3ヶ月と期限を決めて状況を観察する事にした。
経緯は省くが、結果として蝋燭だったかもしれないが、ともかく光源を得る事が出来、次第に明るくなった事は事実だったようで、件の上司が転勤する時に「よく遣った方だよ」と言われた。
それからは、何故か周りから「暗い場所」と言うところによく転勤させられたように思うが、それなりに実績を上げられたから「部長」という立場で晩節を汚す事が無かったのだろう。
リタイアしたこれからも、無駄でも良い、極楽トンボ、平和ボケと言われても一向に構わずに、続けられるまでこの姿勢を続けたい。
周りを明るくすると言う前に、自分が明るくなれるのだから、こんなに良い事は無いだろうから。
投稿者:つねちゃん
at 09 :51| 健康
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