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2011 年02 月09 日

関取への教育

 基本的には「運動音痴」の部類に入るのだが、相撲は好きなスポーツの一つである。
 小学生の時に全校での取り組みがあり、長身だったけれど、体重が60Kg無かったので、残念ながら東の前頭筆頭と言う位置に終わってしまった。
 ここ小矢部では、時々なのだろうが、子供相撲も催されていて、一時期は貴乃花親方も来られたと記事に出ていた。
 そんな中で、今回の八百長事件である。
 以前の野球賭博のときには、色々な事があったものの、本場所は開かれたので、力士の皆は稽古に没頭していたのだろう。
 でも、今回のことを悲観的ばかりに考えず、「時には立ち止まって考えてみる」というようにしては如何だろうか。
 勿論力士の本命は「ぶつかり稽古」であるが、そればかりではなく、「座学」と言う時間を設けて、品格教育を初めとして、難しくない程度の法学教育も必要だろう。
 また、前の朝青龍の態度が批判されたように、歴史的な観点からの「国技」としての教育も必要だろう。
 しかしながら、私が最もお願いしたいのは、「組織人」としての教育である。
 力士を辞めた後で、単独で悪さをしたとしても、それは「一人の大男」として罰せられるだけだが、力士であるからには「相撲協会という組織の一員」と言う意識を徹底させ、自分ひとりの悪さが今回のように「組織の解体」に結びつくのだと言う事を徹底して教える事ではないか。
 私も半官半民という会社に長い間勤め、その都度「組織人」「会社の意義」などについて教育を受けた。
 確かに受講生の時には「何でこんな事を」と思ったが、長じて講師側に立つと、本当に必要な事だと聴講生に熱心に伝えた記憶がある。
 昔からの「タニマチ」の方々にも、ぜひともそんな面からの応援もお願いしたい。

投稿者:つねちゃん
at 08 :33| スポーツ | コメント(2 )

◆この記事へのコメント:

◆コメント

格闘技に八百長と言われる事項は世界の同様のスポーツにも付き物でしょうただ日本の国技と言われ監督機関が文部省なので各関係機関が・そして世界中から力士を集めて興行している関係上我々は一所懸命子の悪しき習慣を排除すべき努力をしていますとみせておいてもうほっとけば特別な事をしなくても良いのでは?

投稿者: 高島です : at 2011 /02 /10 10 :06

◆コメント

 コメント、ありがとうございました。
 ご高説、一部では「尤もだ」とも思います。
 しかしながら、プロレス興業のような感覚にはなかなかなれないというのが現実です。
 TV桟敷でしか見たことがありませんが、両国の部屋(名前を忘れたが)へは何度か見物に行った事があり、真剣な「ぶつかり」の音を間近に見聞すると、やはりそれが八百長での「見世物」だとは思いたくないのが本音なのです。
 外国人力士も否定はしませんが、やはり「郷に入っては郷に従え」だとも思います。

投稿者: つねちゃん : at 2011 /02 /10 10 :20

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