2011 年02 月28 日
無理して覚えないで、知っているだけで十分
同年代の人との雑談で出てくるテーマが、「どうも最近物覚えが悪くなってしまって」と言う愚痴めいた話題である。当然私もご多分に漏れず、いやいや、昔から「物覚え」と言う事は苦手で、その代表的な「歴史」だった。
「泣くや(798)うぐいす平安京」だったっけ。
そんなことを全く「意味無く」覚えさせられるのは、苦痛以外の何物でもなかった。
算数から数学は、比較的得意な科目だったが、平方根の暗記も、同じように苦手だった。
ところが、その数値を計算で割り出す事を覚えたら、知らず知らずのうちに覚えてしまったもので、理屈付けがあればそれなりに覚えられるものだと思った。
歴史についても、30代くらいに「徳川家康」全36巻を3通りほど読む機会(電車通勤で片道約1時間あった)があり、それを梃子に秀吉、信長、慶喜から西郷隆盛、新撰組などを読むことになり、年数ではなく、順序的なものが判るようになってから少しずつ興味を持つことになった。
そんな訳で、同年代との話題の時にそれが出ると、表題の言葉をすぐに口に出して、少なくとも精神的な苦痛だけは継続して持たないようにしている。
PC講習をやっていても、受講者のほとんどは私よりも年配の人であるが、「やり方を覚えるのではなく『そんなことが出来たんだ』と言う事を覚えてください」と言っている。
そうすれば、「あれをやりたいけれど、やり方を教えて欲しい」と言われれば、ピンポイントで教えて上げられるし、吸収も当然早い事になる。
私自身、これから色々な事にチャレンジするが、その気持ちだけは持ち続けたいと思っている。
投稿者:つねちゃん
at 09 :54| 学習
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