2011 年03 月15 日
餓鬼道
最近、政治家ばかりでなく、いろんな人がいろんなところで「あれもこれも」と言う要求を矢継ぎ早に出しているのが、どうにも気になって仕方が無い。最初は、例に拠っての与党いじめか、と思っていたのだが、その勢いたるや「自分たちはどうしていたのか」とむしろ反対の感情を持ってしまう。
「何も大臣を辞めさせるのが目的ではない」と言いながら、次々と問責決議案なるものとを持ち出して、本来の審議をまともにやろうとしていないのがミエミエである。
大臣を自分たちが調べたネタではなく、マスコミが煽り立てたネタで辞任に追い込んで与党を弱体化させたいとの目論見だろうが、今までの政権政党だった時のことを完全に忘れてしまって「あれもこれも」という要求のようである。
どうも、このことは、なにも政治家に限らないようである。
市民運動としている「一票の価値」問題についてもそうではないのか。
極論だけれど、そうすれば容易に理解できるから、敢えてその論理を使うけれど、全ての票の価値を同じにすれば、民力度の低いところの要求は悉く排除され、ただ単に「馬鹿ばかりで構成された民力度の高いところ」の要求だけが、税金の殆どを使ってしまうことになりはしないのだろうか。
それでも、その高いところの人が挙って選良を選ぶのであれば、まだ救いもあるだろうが、そんな所はえてして投票率たるや30%を切るようになっているのが現状では、本当に「一票の価値」と言う事になるのだろうか。
そんな奴等が「あれもこれも」と言う要求を突きつけて「民力の低いところは無視せよ」とばかりの勢いである。
いずれにしても、どれだけ物を充足させても、「あれもこれも」と言うのを餓鬼道だと聞いたことがあるが、程々にしておかないと痛い目を見るのは本人なのだろう。
勿論これは、他人様ばかりに言える事ではなく、自戒の念を常に持ちながらのことである。
投稿者:つねちゃん
at 09 :30| 政治への注文
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