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2011 年03 月22 日

姑息な選挙運動

 ここ富山県では、来月に行われる県議選が、まだ公示前だと言うのにもう「終盤戦」だとの事である。
 そして、私が住む町では、県議1期の現職と、市議1期の新人との「決闘」状態である。
 どちらにしても、町部、村部出身と言う事はあり、地域的なものもあるが、今ひとつ「知名度」と言うものに心許無いのが実状である。
 そのため、知名度を上げるためだろうが、県議選立候補者と見做される(あくまでもまだこの段階では「見做される」状態なのである)人の「議会報告」と言うようなポスターがあちらこちらに貼られている。
 選挙期間や事前のこういう会は選挙違反になるのだそうで、日付は選挙が終わった後になっている。
 でも、果たしてこんな行為が許容されていいものだろうか。
 法律的な難しい事は判らないけれど、たぶん「抜け道のない法律は作れない」と言う事をかつて習った事があるので、その狭い隘路を見つけての行動だろう。
 どちらの候補予定者もやっているのだから、それだけで評価は出来ないが、「法に触れなければ良い」と言うような姿勢では、どちらにも投票したくなくなり、結局は「政治離れ」を促進する事にならないだろうか。
 尤も、マスコミもこれに一役買っているのも見逃せない事実であり、公示日にいきなり立候補でもしようものなら「後出しじゃんけん」と言われてしまうのだから、し様が無いのかも知れず、そういう意味では「必要悪」なのだろうか。
 いずれにしても、投票率がどんなに低くても得票数が多い人が当選するのだから、その辺の選挙方法にも異論があるのだが、「気づかれないような選挙違反擦れ擦れ」と言う行為をする人は極力選びたくないものである。
 一時期の青島幸男が当選した時の選挙を全く知らないわけでもあるまいに。

投稿者:つねちゃん
at 08 :57| 政治への注文 | コメント(0 )

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