<< 前のエントリ | メイン | 次のエントリ >>
2011 年04 月01 日

「あっ、喋った」

 買ってからもう2年位経つ「ナビ」だけれど、孫と一緒の時には、眠らないようにと言う事で、けっこう口数多く会話している車中である。
 先日、そんな中で、ふっと会話が途切れた時に、ナビが「この先踏切があります」と案内された。
 そのときに出た孫の一声である。
 孫だって、ナビが「喋る」事は多分「当然のこと」と思っていただろうが、会話が途切れたそのタイミングだったせいで、咄嗟に出た言葉だったのだろう。
 それに、家内ともども下の孫も一緒に大爆笑になったのだが、ナビの思わぬ余禄だったようである。
 それにしても、もう随分昔に、部門こそ違えれども、音声応答システムで「ダイヤルス」と言うシステム開発のことを思い出した。
 音源はその当時のNHKの女性アナウンサーの声を分解したものを合成したもので「応答」していたのである。
 ところが現在のナビを初めとした「音声」らしき物は、電子合成音のはずだけれど、当時の肉声の分解・合成音よりも、よほど肉声に近いものである。
 当時、その音声を蓄積しておき、遅滞の無い様に取り出せる装置として、今で言うHDを使っていたものだけれど、容量も反応も今とは随分劣っていたのだろうと思う。
 それが、電卓大のナビに上記の踏み切りだけでなく、色々なボキャブラリーと発音が多分「無数」には言っているのだと思うと、いまさらながら隔世の感がある。
 難しい事はさて置いて、何事も「当たり前」と言うのではなく、素直に「あっ、こんな事が出来るようになったのだ」と思って発言できる、孫に見習いたいものである。

投稿者:つねちゃん
at 09 :01| 興味あること | コメント(0 )

◆この記事へのコメント:

※必須