2011 年05 月10 日
顔は広くない
ある友人から「あんたのような顔の広い人にお願いしたい事がある」と言われた。高校は電車通学で、地元の同級生とはどうしても縁遠くなっていた。
就職後は家は寝に帰るだけ、と言う状況であり、就職後2年間は自宅から通勤していたものの、宿直勤務が多く、みんなが休日の時には勤務、勤務の時には休日という事で、やはり縁遠くなっていた。
その後は在京での勤務となり、36年間の勤続で、自宅からの通勤は約16年だけれども、やはり家は寝る場所と言う生活だった。
本社勤務と言う事で、会社の中での全国的にはそれなりに「顔が広い」といわれても「まぁ、そうかもしれないな」と言うくらいにはなったけれど、リタイアしたら「全く知らない人」になってしまっている。
別に悲しくともなんとも無いし、あえて自分から擦り寄ろうとは思っていない。
尤もそれでもいまだに年賀状やメールでの親交がある人はいるのだから、強ち敬遠されていたわけでもないのだろう。
そんな訳で、地元での「顔」は全くと言って良いほど「狭い」のである。
でも、リタイア後「顔の広い人」と言われる知人を数人知る事になったので、そのような誤解に繋がったのかもしれない。
むしろ遅まきながらだけれども、ありがたいことであると感謝している。
頼まれれば、同調出来る事はそんな友人を通じて引き受けるけれども、自分自身の顔は決して広くなるものではない、と自戒を込めて思っている。
半年に一度くらいの割で開催する事になった同級会でも、「顔の広い」人や「顔役」と言われる人も時折見かける。
でも、上記の通り、そうなりたいとは全く思っていない。
いうなれば、昔からそうだった様に「人見知り」と「引っ込み思案」の自分なのである。
投稿者:つねちゃん
at 08 :09| 日記
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