2011 年05 月16 日
それでも原子力発電は便利
この時期になれば「原発反対」のシュプレヒコールも徐々に低くなってきているのではないだろうか、と期待しながら。残念な事に、この期待はメルトダウンと言う事態が明らかになったことから、見事に外れてしまっている。
とはいうものの「原発反対」と言うフィーバー的な運動について、少し水を差す事になり、非難を受ける事を覚悟の上で書かせていただく。
基本的に「電気」と言うものは簡単に、大量に、長期間、貯蔵しておく事は出来ないものである。
だから必要な時に必要な量を、そうでないときには最小限度の発電をする、という制御が必要である。
一説では「原発の発電総量よりも、太陽熱や風力、波力を使ったりすれば、総電力量は賄える」というのもあるだろう。
しかしながら、猛暑・酷暑の時に太陽はまだしも必要な風が吹いてくれるだろうか、必要な波力が得られるだろうか。
そんなことを考えると、火力や原子力は「人間の勝手な制御」が可能な電力である。
今回話題になった「想定外」の事まで想定した安全策などは不可能だけれど、それでも精一杯の安全策をとった上での推進も必要であろう。
地域住民の意見を十分に聞いたうえでの安全対策を行いながらも、避けては通れない発電施設であると思う。
尤もその前に、どこかの都市のように「不夜城」の如き照明はやめるべきだろう。
それほど必要とするのであれば、自分の地域内での発電施設を建設すべきで、安全と危険も一緒に負担すべきだろう。
便利さだけは自分たちで享楽し、危険は別の地域で負担する、その分「金を払えば良いのだろう」と言うような考え方だけは排除したいものである。
投稿者:つねちゃん
at 06 :00| お役所
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