<< 前のエントリ | メイン | 次のエントリ >>
2011 年05 月18 日

「やらけた」思わず出る方言

 先日朝の着替えの時に立って靴下を履いているときに「ビリッ」と音がした。
 相変わらず余談になるが、現在まだ「たって」靴下を履く事が出来る。
 僅かな時間だから、特別よろけるような事も無く、無事に履くことが出来るのだが、先日同年輩の人と話していると「とても今では出来ない」と言う声が多かった。
 これも若い時に社交ダンスをしていた所為および、リタイアしてからでも(尤も最近はサボり気味だが)散歩で約1万歩を歩いており、人から「姿勢が良い」と言われるほどの姿勢で歩いていたせいかもしれない。
 まぁ、何時まで続くか判らないけれど、一つの自慢ではある。
 本題に戻って、音がした途端、無意識に口から出た言葉が「あっ、やらけた」だった。
 在職中は何度も紹介したように、半分くらいは関東地方での本社で、北陸に帰ってからの勤務地は基本的に金沢だったが、2/3位は本社を中心の「出張族」だったから、はるか昔の、子供の頃に覚えた「方言」は出る幕が全く無かった。
 勿論本社にいても、時折もとの所属の北陸のメンバーと電話で話す時に、後で周りから「何を喋っていたのかさっぱり判らない」と言われた事はあったが、それでもそんなに酷い(少なくとも自分が意識するほど)方言は使っていた記憶がない。
 それが、リタイア後まる9年も経つと、完全に「こちらの人」にってしまったと言うのか、還暦を過ぎたらから「本家帰り」と言うのか、昔の地肌が言葉にも出てきているようだ。
 これは決して「嫌な事」ではなく、私自身「ホッとする」気持ちだった。
 依然書いたような気がするが、人間も「やはり野に置け」で生まれ育ったところが一番性に合うようだ。
 もっとも、「やらけた」と言って気がついた後で、誰も聞いている人間になどいるはずもないのがが、思わず周りを見渡してしまったのは、「方言は直しなさい」と言う教育を受けた事も同時に記憶にあるからだったろうか。

投稿者:つねちゃん
at 10 :26| 子育て | コメント(0 )

◆この記事へのコメント:

※必須