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2011 年05 月19 日

エリートだったのかなぁ

 先日家内と何時ものようにTVを見ながら、飲みながらの話題で「お父さんはエリートだったの?」と聞かれて驚いた。
 田舎の工業高校卒で、然程成績が良かった訳ではないから、エリートである訳が無いのである。
 家内も専攻科こそ違え、同校の同級生であり、おまけに入学と同時に退官されたのが、私の専攻科の先生だった人が父だったと言う事から、成績も自ずから知れているほど「下から数えて」と言うのが早かったほうである。
 その話題の元を、良く聞くと、最初の転勤で住んだ所が、会社のアパートだったので、近所の奥さんとの話で、そんな話題になったのだそうである。
 確かに会社内の研修機関としては「大学」と名が付いているだけあって、企業内では最高学府を卒業したのだから、そうでない人から見れば「特別な人」だったのかもしれない。
 今はそんなことは無いだろうが、当時はやはり「学歴尊重(決して偏重ではないと今でも思っている)」で昇進などが決まっていたから、一般大学を卒業した人はそれだけで「エリートもしくは準エリート」と言うコースである。
 次は短大や高専卒が続く。
 その次位に「部内学歴」が付いて回るのであった。
 そんなことは、その後随分経って、人事のお手伝いをする頃になって始めて知ったのだから、当時はエリートとは全く関係なく意識せずにいろんな行動をしていた(と思っている)。
 仕事はシャカリキにやったし、それなりに成果も上がり、昇進もしたので、当時同じアパートにいた人の上に立ったことも確かにあったのだが、それでも「エリート」と言うのではないと思っている。
 「エリート」=「良い所のお坊ちゃまで良い大学を出た人」だと思っていたから、品行方正で、当時で言うと「若大将」くらいにいろんな事に長けた人、と言うのが印象だった。
 だから、当然そんな人間ではない。
 でも、今にして思えば、やはり「会社のアパート」に住むと言う事は、時々TVドラマにもなるが、そんな些細な事でも順位を決めるところだったのだろう。
 大酒飲みで「右横には座るな」と言う曰く付きで、怒る時には場所も弁えず大声で怒鳴り散らし、虚勢を張りながらもそれなりの成果を上げている、と言う自分(少し美化し過ぎだろうか)はやっぱりエリートとは縁が無い。

投稿者:つねちゃん
at 09 :15| 興味あること | コメント(0 )

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