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2011 年05 月27 日

漢字と国字

 気が付くと、もう大分長い間続けている「書き写し」だけれど、まだまだ発見(と言うか遭遇)する楽しみがある。
 日本文を書くときに「ひらがな」「カタカナ」「記号」以外は全て「漢字」だと思っていないだろうか。
 漢字は勿論「漢」から来た「文字」であり、中国から教わったものである。
 ところが「国産の文字」があり、それを「国字」と言うのである。
 漢字の成り立ちは、購読している北日本新聞に毎週掲載されており、楽しく読ませていただいているのだが、いくら説明されても「理解できない」物もかなり多くある。
 「道」と言う漢字の成り立ちは妖怪などからの用心のために「生首」を宛ら提灯の様に提げて歩くところ、と言う意味で「首」の字が使われていると聞く。
 読んでて楽しいと思う半面で、何か恐ろしい気持ちにもなる。
 ところが、全てを調べた訳でもないので、これからも折に触れて調べてみたいと思っているのだが、国字には、結構楽しい気持ちでその成り立ちが理解できるものが多い。
 山の途中で、右左がどちらも坂になっているところは「山偏」に「上って行く道」と「下っていく道」という事で、「峠」などは小学生に教えても、一つ一つが簡単な文字で、理解も出来るから、すぐに覚えられるだろう。
 個人的に好きな国字に「凪」と言う字がある。
 広島に出張していた時に、その実感を教えてもらったのだが、確かに「全く風が吹いていない」状態のことだと知った。
 「風が止まっている」と書いての文字である。
 これは単に山風、海風だけではなく、人との交流に置いてでも「そんな状態が望ましい」と言う意味で好きである。
 これ以外は個々人で楽しんで調べていただくとして、嫌いな文字は「嬶」である。
 意味はすぐに理解していただけるだろう。

投稿者:つねちゃん
at 08 :27| 学習 | コメント(0 )

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