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2011 年06 月23 日

休んで何をする?

 以前にも書いたが「時には休みたいなぁ」と思うことがある。
 いささか自慢めく(いやいや全くの自慢であろうが)が、在職中最も忙しかった(と言うか多方面での仕事が多かった)時には、デスクが関東地方に4箇所、金沢に3箇所あり、当然の如くその移動時間に切り替えるのだが、行けば行った所で課題があり、一面で「なんと楽しい生活ではないか」と思う半面で「時には休みたいなぁ」と思うことも往々にしてあった。
 話を本題に戻して、ところが、よく考えてみると「休んで何をするの」と言う疑問にぶち当たる。
 そんなことを考えていると、結局「休んでいない」のである。
 最近になって、随分昔に先輩から勧められていた「正法眼蔵」と言う本を読み始めている関係で、そんなことを思うのだろうか。
 読み始めてすぐに「とても俺には真似が出来ない」と気が付いたが、僅かなお金かもしれないけれど、久し振りに「自分のために買った本」と言う事で、兎も角判っても判らなくても「読破する」事に決めて、毎朝1節ずつ読んでいる。
 勿論「随聞記」だから、多分今年中には読み終えることが出来るだろう。
 そこには「兎も角一心不乱に行ずる」と書かれている。
 お金などは勿論、衣食住についても「自然と与えられる」と信じて「行ずる」だけなのであるから、生きている間座禅と言う「行」を行うだけなのである。
 そこにはたぶん「休み」と言う感覚がないのだろうから、表題のような疑問は湧かないのだろう。
 しかしながら、凡人の最たる私は、競馬もパチンコもやるし、あわよくばと言う事で宝くじも買う。
 我まだ木石にあらず、と中々実行は出来ないものの、色欲にもそれなりに煩悩が一杯である。
 やることが沢山ありすぎて「何をする?」の答えが出ないのではないか。
 
 で、ここまで書いてきて、そう言えば以前も似たような事を考えた事があったなぁ、である。
 私は会社規定の定年前に辞めたのだが、辞める前に「退職したら」と言う議論をしたことがあった。
 そのときの結論だったように思うが、やれば出来そう、だけど、現実はそんなに甘くない、と言うのが現在の実感である。
 苦笑いである。

投稿者:つねちゃん
at 08 :20| 健康 | コメント(0 )

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