2011 年07 月06 日
美空ひばりの最終ステージ
林檎忌と言う言葉を御存知だろうか。歌手は沢山いらっしゃるが、その中で最もと言っても過言ではなく私の好きな歌手「美空ひばり」の忌日である。
今年もその時期がやってきて、TV局は大なり小なりその特番を組んでくれる。
ファンの一人としては、ひばりのパチンコ台ではないけれど「待ってましたぁ」と言うほど嬉しい。
で、そのほとんどの番組でのフィナーレは、東京ドームで行われた最後のショーである。
正直、毎年このシーンで涙が出てくるのである。
もう既に何度も見ているのだが、何度見ても、涙が出てくる。
特に最後の花道を観客に応えながら、精一杯の笑顔を見せて、最後まで歩く姿に対しては「もう歩かないで、もう休んで」と言う気持ちになる。
彼女としては、「これが自分の生きる道」と言う事で、最後の花道を飾っているのだろうが、一ファンとしては、細々とでも良いから、もっと自分を大切にして、長く生きていて欲しい、と願うからの涙であろう。
何度か紹介したが、カラオケ嫌いの私でも、気が付くと口から出ている歌は、圧倒的に彼女の歌が多い。
佐渡情話のような物、カッパブギのような物、股旅物、初代三人娘の物などなど、どれをとっても「好きな唄」である。
特集番組は兎も角長いので、録画しながら、何度にも分けてみるのだが、一シリーズ(大概複数の局でやるので、幾つかの番組を一通りと言う意味で)終わると「もう来年は見ないで置こう、少なくとも涙は流さないで置こう」と言う気持ちになるのだが、結局林檎忌の季節になるとどうしても録画番組に組み込んでしまう自分が何だか楽しい。
投稿者:つねちゃん
at 06 :47| 趣味
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