2011 年10 月17 日
有識者会議に疑問
何か問題があると、召集されるのがこの手の会議である。最初のうちは「よく知っている人がいろいろな面から議論して、より良い結果を求めるのだろう」と思っていたが、事実はかなり違うのではないかと気づかされるこのごろである。
これは、在職中にいろいろな議論の場に参加したが、参加メンバーの中に「ひも付き」の人間が含まれていたことを思い出す。
その結果、一般人がとても賛同できないような結論が発表され、長い目で見ると結局「ヒモ」がバックヤードに居て、何らかの利権に近いものがもたらされているのではないか。
また「有識者会議の意見を反映して」と言う言葉を政治屋さんの口から漏れるが、尊重するにも反映するにも、それを十分に理解するだけの知識や見識があるとは思えず、結局は自分の都合のいいところは採用し、都合の悪いところは排除するだけである。
そんなことならば、むしろ「有識者」などといわず、賛成者と反対者を真っ向から対抗させて、その折衷案に落ち着かせたほうがよほど良いのではないだろうか。
勿論、議論が暴走することはあるだろうが、それはそれで是認すべきであろう。
自分は蚊帳の外に居て、理論ばかりを並べて、実態を見つめないような「有識者」は何人居ても、現場で苦労に直面している人の気持ちは到底汲み取れないであろう。
勿論、そうすると、今回の「やらせ発言」や「やらせメール」のようなことが出現するだろう。
それが発覚した場合には、厳罰として「その意見は完全に抹殺する」と言う姿勢が必要だろう。
「それもあるよなぁ」と言うような曖昧な態度では、決して「現場の意見」が反映されることは無く、いつまでたったも「曖昧模糊」の結論しか出なく、結果として誰もが喜ばない集約になるのではないか。
そうだ、政治屋さんだけが喜ぶのか。
投稿者:つねちゃん
at 06 :11| 政治への注文
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