2011 年10 月19 日
パイの桁10兆 すごいなぁ、とは思うが
世の中には必要であるか、無いかとは全く別の次元で研究されている方が結構たくさんいらっしゃるようで、時々「えっ、そんなことをやっていらっしゃる方が居られるのですか」と吃驚すると共に感心することがある。今回のパイの桁を今まで自分が持っていたギネス記録を塗り替える記録を達成した件についてもそうである。
もう何年か前に「パイの値は3で良い」というような乱暴な議論があったが、それと真逆の論法であろうと思うと、その論理を聞かれた今回の方はどのように思われただろうか。
それにしても、パイには学生時代から随分と悩まされたものである。
一頃の計算では「パイの二乗は10」と乱暴に覚えて概算値を求めたこともあった。
そんな経験から今回のことを考えると、まことに頭が下がる思いであるし、必要な機器として48TBのHDDだったことは、コンピュータに少し関心がある身としては、その点でも感心し、頭が下がる思いである。
でも、ここで水をさすようだが、冒頭にも言ったように、果たしてそれが「必要」だったのかどうかである。
米国NASAでの宇宙研究では、通常我々が「誤差として無視する」値であっても、月やそれ以上の天文に到達するときには決して無視できないような値になると聞いたことがある。
それを考え合わせても「必要じゃない」と私は判断するのだが、凡夫たる所以だろうか。
「男のロマン」と言う意味では十分理解できるのだが。
それとは全く別に、今回の記事で判った事が、ギネスの認定に1000ユーロ掛かると言うことだった。
夢を語っているのとは全く別の次元で、自分の愚かさに苦笑いである。
投稿者:つねちゃん
at 06 :31| 興味あること
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