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2011 年11 月04 日

建物平面図を見る

 新聞の折り込み散らしに入っている、建売なのか、モデルルームなのか知らないけれど、最近の家は「格好良さ」だけが先行して、維持作業などが全く無視されているように思うのは、素人だからだろうか。
 昭和38年にこの地に引っ越してきたのだが、それまでは町の中の間口4間半、奥行き7間くらいの家だったが、最奥部の間口は約3間という、台形の土地に立っていた、棟割長屋風の家で、隣とは壁1枚と言うものだった。
 祖父が結婚したときに「建売」として買った物だと聞いていた。
 話を本題に戻して、格好良さは、美人の嫁さんと一緒で、そのうちに鼻についてくるものである。
 動かないところには蜘蛛の巣が張るし、動いているところにも埃は積もるので掃除が必要なのである。
 吹き抜け、と言う空間は人間を確かに成長させるだろうし、発想も豊かになるかもしれない。(天井の高さが発想力を豊かにする、と言う話を聞いたことがある)
 シーリングファンと言うのも、冷暖房の省エネになるのだろう(私自身はあまりそう思わないが)が、四六時中動かしているものではないし,もしそうだったとしてもファンに積もる埃は除去しなければならないのに、手が届くのかしら。
 広いリビング空間も若いうちは子供の行動範囲を広げて、教育的にも良いだろうが、北陸の冬季間の暖房を考えると、果たしてどれだけ温められるのだろうか、その灯油などの費用はどうだろうか、とみみっちいかもしれないが考えてしまう。
 何も「四畳半で炬燵でのんびり」とまでは言わないが、畳の上で思い切り手足を伸ばして、誰にも邪魔されること無く転寝をしてみたい、と言うような場所は想像できない。
 住宅会社も「人目を惹く」と言う魅力は必要だろうが、長い目で見て住みやすい」ことも十分に考えるべきではなかろうか。
 何処からも自然たっぷりの中庭が見られます、と言う謳い文句には、豪雪時の除雪はどうするのか、草木には時として害虫が寄り付くが、そのときに駆除はどうするのか、などと嫌なことばかり思ってしまう。
 何も金沢の忍者寺の井戸のようなことは必要ないだろうに。

投稿者:つねちゃん
at 08 :17| 興味あること | コメント(0 )

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