2011 年12 月09 日
難読漢字の楽しみ
相変わらず、暇に任せていろんな本を読み漁っている。書き写しから入った、仏教関係の本や、何か自分に合った箴言などが無いかと読み拾ったり、勿論大好きな落語本や、少しエロチックな笑話本など、ジャンルを問わないくらいである。
そんな中でも「難読漢字」は、向こうから「これはどうですか」と言うように「飛び込んでくる」のがなんとも楽しい。
簿記は「外来語」だった、と言うことをご存知だったろうか。
もともとは英語の「Book Keeping」だったそうである。
「Book」の発音は「ぶ」ではなくむしろ「ぼ」に近いのが実感としてあるから、なるほどと思う。
でも、当時の訳者は相当な知識を持っていたのだろうと、今更ながら感心する。
灰殻は読めるだろうか、何故この漢字を当てたか判ると面白い。
答えは「ハイカラ」である。
勿論これも英語の「High Collar」(高い襟)らしいのだが、これにこの漢字を充てたという謂れが頗る面白い。
実態、そんな格好を当時としてした人は「灰」や「殻(燃えカス)」のように軽佻浮薄な人が多かったのだろう。
イヤイヤ、私だって、一頃は常にカフスボタンを身に付けていたのだから「灰殻さん」だったのだろう。
勿論羨望と言う意味ではなく、嘲笑の種だったのだろうが。
いやはや、やっぱり「本を読む」と言うことは、いろんな意味で楽しいことである。
投稿者:つねちゃん
at 06 :43| 学習
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