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2012 年01 月20 日

番付表に無い方言

 毎月診察を受けに行く病院の待合場所に、富山県の方言が相撲の番付表のごとくに掲示してある。
 富山は、「呉山」(呉羽山のこと)で東と西に大きく分かれているのだが、仕事の関係で20年近くこちらに住まいしていなかったとは言うものの、6割くらいしか判らない言葉がある。
 それを繰り返し眺めながら、一つ一つ覚え行くのも楽しみである。
 前回は判らなかった物が、今回は素直に理解できる物があると、実に楽しい。
 このような番付表は、全国あちらこちらにあるようだが、他の地方の物は「覚える」と言う気持ちにならず、一過性の楽しみで、まるでバスガイドさんの楽しい話を聞く如きである。
 ところが、そんな中で、思いついた言葉があるのだが、番付表を隅から隅まで見渡しても見つからなかった。
 その言葉とは、「げなし」である。
 子供と言うよりも餓鬼の頃に覚えた言葉で、語感から推察されるように、決して上品な言葉ではない。
 私自身の思い出だから、間違っているかもしれないが、現在の標準語で言えば「助平」と言う意味だったろうと思う。
 それから考えると、主に男性に言う蔑称で「芸がない」と言う「芸無し」が鈍った物ではなかろうか。
 男性で、無学文盲とは言わないまでも、大好きな落語に出てくる人物のように、取り立てた芸を持たない男性。
 そうなると、考えるのは、本能のひとつの、下の方ばかりになるからではなかろうか。
 この時点でまだ、ネット検索はしていないが、富山の地方だけの方言なのだろうか、などと考えると、楽しみも増える。
 こんなことを能天気に考えている、自分が「げなし」なのかも知れないが、それはそれで感謝するほどの気持ちになる。

投稿者:つねちゃん
at 08 :08| 興味あること | コメント(1 )

◆この記事へのコメント:

◆コメント

こんにちは”げなし”遠い昔に使っていた気がする言葉ですね子供の時に遊びの仲間に入らない友に悪態をつく時に使った様な気がします・人を・けなす時に使った様などうだったか ?ですもしあなたがこのブログで紹介が無かったならまったく大昔の1単語で消えてしまっていたと思います面白い事を考えさせていただきありがとうございました

投稿者: 高島です URL at 2012 /01 /22 16 :44

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