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2012 年02 月22 日

咄嗟に出てくる昔の方言

 「ざごつきない」は方言番付表にも無かったのではなかろうか。
 毎月診察を受けている病院に貼ってあったものには「不恰好な」と言う意味で掲載されていましたので、この時点で気が付いていなかったと言うことです。
 先日、自分も出勤しなければいけないし、旦那の早朝出勤にお弁当も味噌汁も拵えなければならず、挙句に忘れ物が当日にならなければ気が付かない長女の対応にと、朝忙しい娘が盛り付けた「お仏供さん」の形が、なんとも歪になっていた。
 そんな時に咄嗟に出た言葉が、言ってから気が付いたのだが、なんとも懐かしい方言だった。
 私自身も、ベッドで新聞を読みながら徐々に覚醒しているはずだったが、台所に立つとまだ半醒の状況だったのだろう。
 だから、多分、通常の状況では、同じものを見ても多分この言葉は出ないのだろうと思う。
 そうなるとやはり「方言」と言う物は「プリンティング」なのだと思って、内心なんだか嬉しくなった。
 こんな方言はまだまだ記憶の奥深くに隠れているのではないだろうか。
 以前にも紹介したが、私自身「出張族」になってからは、なるべく「その土地の言葉」に近づけようと努力して、必ずしもその土地の人から賞賛は受けないまでも「奇異」とはとられないくらいにはなった積もりだし、面と向かってそのような評価も受けた。
 だから、その土地の方言やイントネーションが判らない場合は、わざと別の土地の話し方で話し、「お宅何処其処ですか?」と言われるのをきっかけに、話に加わららせてもらったものである。
 「富山ですチャ」と言うまでにかなり話が盛り上がったものである。
 これからは、努力しなくても、加齢と共に少しずつ暈けてくるのだろうが、それならそれで悲観することなく、その思い出を楽しもうと思っている。

投稿者:つねちゃん
at 08 :19| 興味あること | コメント(0 )

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