2012 年02 月23 日
白いソックス
リタイアしてから、ソックスは今までの物を「使い捨て」にしようとどんどん履き捨てている。とはいえ、「まだ履ける」物は当然のごとく洗って使って、穴があいたりした場合が捨てる契機になっている。
子供の頃は「繕えばまだまだ履ける」と言われて来たが、さすがにそれはしなくなっている。思えば贅沢になったものである。
そうそう、黒いソックスだけはこの例外である。
残念ながらその手の物は少しくたびれた場合は思い切って捨てている。
というのも、履くのは殆ど「不幸」の場合だからである。
余りにもくたびれたソックスでは故人を初め遺族の方々に(喩え見られることはなくても)失礼に当たると思うからである。
それはさておき、そんなことから、思わず「昔少し履いたもの」が発掘される。
今日のテーマもそれだった。
毎日履き替えるのだが、洗濯が間に合わなかったのか、いつもの場所は底を尽いていたので、ゴソゴソと奥の方を探ると、なんとまだ多分30代前半くらいまでしか履いていなかったソックスが束になって出てきた。
全くくたびれてはいないのだが、当時「ワンポイント」が流行っていたようで、そんな模様が入ったものである。
勿論懐かしさと共に履いたのだが、その日はなんだか30年くらい前に戻ったような気分でウキウキしていた。
特別良いことがあった訳ではないが、こんなことでこんな気分になれるのであれば、思わぬ「タイムカプセル」である。
世の中「断・捨・離」が言われており、私も少しずつ倣っているが、時にはこんなことが有るのも楽しい限りである。
投稿者:つねちゃん
at 08 :14| 日記
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