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2012 年03 月12 日

「やらんならん」こと

 「やらんならん」は富山弁かも知れないが、「ねばならぬ」ことである。
 「やらんならんこと」は在職中それこそ「山のように」あった。
 先ず「起きねばならん」(そうでなければ何事も始まらない)、「新聞を読まねばならん」(人との話題に遅れてはならん)、「食事せねばならん」(朝食は一日の活力の源)、歯磨きや整髪などの「身嗜みを整えねばならん」(やっぱり人は「見た目」が一番)、電車や車で無事故に職場に「時間通りに着かなければならん」(遅刻は一番の落第事項)などなど、兎も角毎日毎時間が「やらんならん」ことの連続だった。
 本音は、最初は「苦痛」だったのだが、慣れてくると「やらんならん」ことが「出来た」と言う快感に繋がり、むしろ毎日が楽しくなってきたことが有るのも事実だった。
 リタイアした今、「やらんならんこと」は最近殆ど無いのだが、その半面として「やりたいこと」はたくさんあって楽しい。
 とはいえ、このブログもそうだし、HPの更新や日記なども「やらんならん」ことなのだが、それをやらなかったら何かペナルティがあるか、と言えば、何にも無いのである。
 在職中はそれこそ「同僚は競争相手」だったから「負けてはならぬ」と言う脅迫感があったから、出来ることなら「より多く、より深く、より、より・・・」でなければ、昇進や給与面で明らかな判定が下されるのだから、ペナルティが怖かったし、「勝った」時の快感も強かった。
 今、私の「やりたいこと」と言うのは、かなりルーズである。
 いや、多分そうなのだろう。
 だって、ペナルティが全く無いのだから。
 新聞も購読紙は地方紙だけだが、ネットで全国紙を初め、最近英字新聞も1紙加えた。
 孫が小学校へ行く来月からは送迎の必要がなくなるので、早朝の釣りも楽しみたい。
 長らくやっていなかったHAMも少しずつ始めてみたいし、まだまだ読んでいない本も一通りは目を通してみたい など等、「やりたいこと」はたくさんである。
 在職中「辞めたらこんなことをやりたいなぁ」と言うのとは少し違うのは、それがやろうとすれば「出来る」ことだから、楽しみは間近にある。

投稿者:つねちゃん
at 06 :45| 日記 | コメント(0 )

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