2012 年03 月26 日
絵はセンス
専門家的なことは一切判らないながらも、少しその勉強をした家内の指導により「好きな物を『綺麗だなぁ』と思いながら見るだけで良い」と言う言葉に促されて、有名無名に拘らず、色々な画展に時折足を運んでいる。尤も、その大半は家内の「アッシー君」(もうこの言葉も「死語」の世界だろうか)がメインの目的だったりするのだが。
でも、素人ながら、『綺麗だなぁ』と感じる物は、やはり少しばかりの入場料を払っても充分に価値あるものである。
最近になって、徐々に「ハッピーリタイアメント」としての同輩と会って話す機会が増えてきつつある。
そんな中で、「のんびりと絵筆と戯れたい」と言う人が居る。
時折、誘われるのだが、残念で申し訳ないが、「私には『書くセンス』と言う物が完全に欠如しているから」とお断りしている。
全くの「食わず嫌い」ではないのである。
単身赴任のときに、小さな(人に覗き込まれるのが嫌いで、ましてや批評などは聞く気にならないので)スケッチブックを持って、散歩の時に『綺麗だなぁ』と思うような風景に遭遇するたびに、4Bくらいの鉛筆で書いてみたりしたものである。
ところが、散歩から1週間ほどして、また出かけようかとスケッチブックを出して、以前書いたものを見ると、途端に「破って捨てる」と言う行動を惹起せしめるような物が書かれているのである。
多分こんな気持ちは中々理解してもらえないだろうが、間違いなく、それを何度か繰り返して(この辺が自分でも不思議なのだが、気が付いたらまた書いているのであり、そしてまた破っているのである:単なる暇つぶしだったのかもしれない)いた。
それ以来「絵は見るもので、書くセンスは必要ない」と思うようになっている。
投稿者:つねちゃん
at 06 :49| 趣味
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