2012 年03 月30 日
監督官庁の責任は
在職中「管理職」になったときの研修の一つに「管理者の心得」と言うのがあり、其処ではしつこいくらいに「部下の不祥事は管理者の責任」と書かれていた。最近の色々な不祥事では、その管理をすべき「監督官庁」の責任は果たして誰が負うのだろうか。
5年で50億円の不正受給、と言っても、支給していたのは、監督官庁だったのではないか。勿論、だからと言って、請求した方が悪くないとは言っていないが、5年もの間、全くそれに気が付かなかったというのは、やはり「監督していなかった」と言う責任があるのではないだろうか。
AIJについても、同じことが言えないだろうか。
世の中全体が不景気なのに、其処だけが突出して運用利益を出していると言うことに、何等の不思議も感じなかったのだろうか。
原発事故についてもその他いろいろのことについても、決して「裏読みできる」だけの知識は備えていないが、なんだか腑に落ちないことばかりである。
そこで、素人ながら「穿った見方」をすると、どうも犯罪者と目される個人や組織と、監督官庁が「ぐる」になっているのではないかという見方である。
そうなれば、台本には「見つかった時はお前が悪者になれよ」と言うことが書かれていて、上手く行けば、そのまま莫大な退職金を何度も頂いて、そ知らぬ顔を決め込む。
露見した時には、数年身を隠していて、その後はしっかりと高給が保障されている団体などの役員に名を連ねていて、「更迭した」後の人事には、監督官庁から派遣されて、また別の形で利を貪る、と言うような仕掛けではないだろうか。
決して、TVのサスペンス物が好きでの類推ではなく、なんだか当たっているとすれば、台本書きのレベルも地に落ちたと言うべきだろうか。
この手の事は、新聞に投書しても、滅多に取り上げられないので、ブログで「仄々」と推理小説を書くかのごとく楽しんでいる。
投稿者:つねちゃん
at 06 :31| 政治への注文
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