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2012 年04 月20 日

在職中の口述日記を聞く

 ここでも何度か紹介したし、新聞にも投稿した「メモ魔」の習癖の一つに、「音声録音」がある。
 今までは、メモ代わりに使っていた、と言うか、それにしか使っていなかったと思っていたのだが、そろそろ音楽用のカセットテープも整理しようとしていて、見つかったのが「口述日記」だった。
 なんと今から15年ほど前に、金沢への自家用車通勤途中の約45分間に、約1ヶ月に亘って(いやいや探せばもっとあるのかもしれないが)「口述」しているのである。
 最初はテープも経年劣化で延びたのかも知れないので、音質が相当悪く「何だろう」と思ったし、自分の声と言うのをテープで聞くという経験はあまり無かったので、「誰が喋っているのだろう」といぶかしんだのだが、何度か聞くと、正に「自分の声」である。
 余談になるが、かつての研修所時代に「音響工学」というのを学んだことがある。
 自分の発する声と言うのは、骨伝導を伝っての分も合成されて聞こえるので、録音して聞くのとは違うと言うことだった、と、当時は学問などにはあまり興味が無かったのだが、つまらぬことを思い出した。
 でも、当然ながら若い声である。
 今、録音すると、果たしてどれだけ違うのかを思うと、とても録音する気持ちになれない。
 内容は、正に「赤裸々」であり、とてもここで紹介する訳には行かないが、中には、仕事に対する自分なりの「苦悩」もあるので、そういう意味では「若き飢えてるの悩み」も明らかになっている。
 でも、大概の結びには、「これも給料の内だよナァ」になっていて、「顔で笑って心で泣いて」と言うようなトーンになっているのは、我ながら感心だったのだナァ、と微笑ましい。

投稿者:つねちゃん
at 06 :50| 日記 | コメント(0 )

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