2012 年05 月23 日
地震に対する「朝三暮四」
東日本震災に関して、まだまだ復旧に「道遥か」という状態ではあるが、今後の対策について色々と議論されている中で、少し変ではないかと思うことがある。平たく言えば、「今後100年以内には起こる津波に対して、今100億円の投資をする」と言うことなのだろうか。
叱られるかもしれないが、「今後50年までの想定をして、ここまでの投資でここまでやっておきましょう。勿論安全は何にも増して重要ではありますが、これ以上は過剰投資になり兼ねません」と言う大胆な発言もあって然るべき出はないのだろうか。
自体を矮小化するつもりは毛頭無いが、どちらにしても「朝三暮四」の論理を「誤魔化しの道具」として使っているようで、その轍を踏まないような議論も必要だろう。
上記の考えは、全くの素人考えだが「これ以上は想定できないので、いち早くこの方法で逃げてください」と言う方が現実的ではないだろうか。
そのための「逃げ方」について投資した方が、より少なくて済むのではないだろうか。
それでも「想定外は許さない」と言うのであれば「ハイハイ」と聞いておくだけなのだが。
土台、人知で自然の現象を左右しよう、出来る、と思うこと自体が、自然への冒涜であり、今まで色々な公害や森林破壊などの現実を見てきたのではないか。
「想定外は許さない」と仰る人々は、今までやってきたことは、全て「想定内」だったと仰るのだろうか。
だったら、今までの不都合の全てに対して責任を負う方が先なのではないだろうか。
少しばかり、支離滅裂な論理だと言うことは承知しながらも、時々「想定外」に対して思うのは、間違っているのかナァ。
投稿者:つねちゃん
at 06 :27| 日記
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