2012 年06 月01 日
「仕様通り」と言うバグ
最近購入した家電製品で「こうならないのだが」と言う質問をメールでした結果、返ってきた答えが「それは仕様通りです」というものだった。諸姉・諸兄も不具合だと思ってメーカーや家電店に同様な問い合わせをなさったことがあるのではないだろうか。
大体は、不満ながらも「ふぅーん、そうなんだぁ」と渋々納得するしかないなと思ってしまうのであるし、私もこのトラブルに遭遇するまでは、殆どの場合がそうだったような気がする。
家内と娘に数年前の「父の日」にプレゼントとしてもらったお風呂で聞けるCDプレーヤーと言う物が、CDのケースを留めるところが少し壊れて、防水性が乏しくなったことと、1枚のCDだと精々10数曲しか入らないので、もう少し多くの楽曲が入る物をと言うことで捜し求めていた。
で、MP3方式で最大32GBまでのメディアが使える「防水型」音楽プレーヤーをネットで見つけたので、値段も手頃だったので注文した。
私の好きな「ランダム演奏」が可能だったのも、私の好みに合っていた。
ところが、いざ使ってみると、全部の曲を対象としたランダムで、折角歌手ごとやジャンルごとに整理してフォルダーに納めてみたのだが、全く意味を成さなくなってしまっている。
曲にも寄るが、大体1曲2-3MBくらいなので、最大だと1万曲ほど入る計算になる。
それを全体を対象にしたランダムしかサポートしていないと言うのは、やはり「使い勝手」を想定していない「仕様」なのであろう。
在職中に言われた「そんな仕様自体が間違っている」との指摘そのものだと思った。
黎明期に携わった計算機では、メーカーの仕様が犯し様の無いものだったのだが、長ずるに至って「それはおかしい」と言えるようになるとともに、そういわれることにもたびたび遭遇した。
これからも「仕様通り」と言われたら「少なくともそれは私の希望する仕様とは違う」くらいのことは良い続けたいとおもっている。
勿論直ぐに直ることは期待できないけれど、「Here I am」と言い続けよう、それが実現することがあれば、なんとも楽しいではないか。
投稿者:つねちゃん
at 08 :50| 興味あること
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