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2012 年06 月06 日

業界の「組織票」

 現政権もなんだか右往左往していて、いつ選挙があるか判らない状況だと判断するのは、政治素人の私の見方で、違っているのかもしれない。
 で、各政党の「偉いさん」は、その準備のためだろうか、いろいろな団体の会議や懇親会に参加して、協力を取り付けるのに大変なことである。
 その姿は「個人票はどうでもいいのです。あなた方が『団体としての票』を取りまとめてくれればいいのです」とでも言いたいようである。
 また、頼まれる方も、「魚心あれば水心」で、「まとめてあげるから、こちらの言い分も聞いてよね」と言う態度である。
 こんなことは、もうそろそろ止めたほうがいいのではないだろうか。
 いや、この事は政治家にも言うべきことだし、企業の代表や各団体の「偉いさん」にも言うべきことなのだけれど、最も言うべき人は「個人」ではないだろうか。
 親方の言うことを聞いていれば、企業は安泰、と思っている人はもう殆どいないだろうし、もし居たとしたら、そんな人こそ真っ先に「肩たたき」の対象になるのだろう。
 「あんたさえ辞めてくれたら(もしくは何処其処へ出向してくれたら)会社は安泰なのだから、無理は承知だけれども従ってくれないか」という論法だろう。
 政治は団体による物ではなく、個人によるものだと今更ながら思って欲しいものである。
 「そうは言ってもナァ」という感覚は中々抜け切らないだろうし、もし指示通りの人に投票しない事が、判ったら、後からの締め付けがどれだけ怖い事だろうか、という心配もあるのだろう。
 でも、そんな心配は皆無であろうし、もしあったとして判明したらそれこそ「選挙違反」になってしまう。
 偉いさんが言うのは「単にお願い」だけなので「ハイ」と聞いておき、自分の信ずる人に投票するべきだということに早くみんなが気がついてほしい、と願うことはやっぱり無理なのだろうか。

投稿者:つねちゃん
at 08 :21| 政治への注文 | コメント(0 )

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