2012 年06 月20 日
報道の「どんでん返し」はいただけない
昔から「時間貧乏性」とは長い付き合いで、何度か直す努力はしたものの、「これも身のうち」と最近は「仲良く付き合う」ことにしている。そんな性分なのに、何故か昔(子供の頃は貸し本屋をやっていた)から「推理小説」が大好きだった。
時間が足りない、と言うのは、ひょっとしてこれが遠因の一つなのかもしれない。
スムースに事件が解決する物は、余り無く(結局筋書きが読めるので、飽きられてしまうのだろう)水戸黄門ではないが、3/4くらいのところで「じつはぁー」と言うどんでん返しが用意されている。
それがどちらに向かうかが実に興味深いのである。
今日の本題に戻ると、時々マスコミ報道などでもこのような「どんどん返し」に遭遇すると思うのは、私だけだろうか。
流石に「舌の根が乾かないうちに」と言うほどの間隔ではないが、「エッ、この報道は、以前全く違ったことを言っていたのではないかい?」と思うことに出くわす。
メインのコメンテーターは変わっていないが、「評論家」とか「その筋に詳しい人」という登場人物が変わっているのが常である。
残念ながら、TVや新聞などの報道メディアには、めっきり弱く、それなりに「私はこう思う」と主張はするのだが、如何せん「受身」で「そうだよナァ」と思ってしまうことが多い。
それが、「どんでん返し」をされると、「何だこりゃあ」という気持ちになってしまう。
政治屋の人々の発言は、残念ながら「慣れっこ」になってしまっているので、驚きもしないが、報道メディアもそうであるとなると、かなりきつい。
戦時中「大本営発表」という物ばかりが流され(そうしないと報道管制が敷かれたりしたのだろうから、無理もなかったのだろうが)たかの如くなっているとしたら、ナントも嘆かわしいものである。
だからと言って、自分に何が出来る訳でもないのだが。嗚呼。
投稿者:つねちゃん
at 08 :05| 健康
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