2012 年09 月12 日
封じ手
将棋の世界には「封じ手」と言うのがあるそうだ。最近いろんなところで「世論調査」と言うことがなされるが、そのうちの一環だろう「原発依存度」の調査があった。
「三つの中から選べ」と言う事だったから、どれだったらどういう対策をとろうという「封じ手」があつたのではないだろうか。
勿論、それを最初からオープンにしたのでは「誘導」と言うことになるから決してやるべきではないが、期日が来たらオープンにすべきだったのではないだろうか。
将棋自体は、今では殆どやらなくなったが、今でも新聞の棋譜は将棋ソフトで記録して、時折再現して、プロのやることだから、判らない差し手ばっかりなのだが、それでも楽しくひと時を過ごすことがある。
単身赴任時代に、寮生と対戦して、それなりに戦ったことがあるので、当時は然程弱くは無かったのだと思う。
将棋で、絶対に勝てるハンディ、と言うのがあるのをご存知だろうか。
3手だけ先に差させてもらう事である。
角先の歩をあげて(1手)、相手の歩を取り(2手)、王将を取る(3手)である。
それはさておき、将棋の世界では、「3手、先が読めれば、相当強い」と聞いたことがある。
それと同様に、今回(ばかりではないのだが)の調査のように、予め答えが3種類しかないのだから、そうなったらどうするくらいの「先読み」が用意されていて、結果が出たところでオープンにすべきであろう。
結果が見えて、それが想定外だったら、封じ手を変更するような体たらくでは、何のための調査だったのか、やられた方も判らないが、やっている方も判らなくなってしまっているのではないだろうか。
投稿者:つねちゃん
at 10 :03| 健康
| コメント(0 )