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2012 年10 月11 日

「WWW」と言わないで

 私自身は、TV番組は録画して、同じ番組でもテーマによっては直ぐに消しながら、時間節約を心がけている。
 そういう意味で、ラジオ番組は「ながら族」で育ってきたので、聴きたい番組は当然あるのだが、そんなに選択は厳しくしていない。
 そんな中でもFM放送よりもAM放送の方が話題の地域性という点と私だけかもしれないが、年代が合うような話題が豊富で好きである。
 最近、夕方から外国放送の混信があって聴けない状態だった局がFMでも放送されることになったり、ネットでも聴けるようになったので、重宝している。
 そんなラジオ放送で、最近良く耳にするのだが「詳しくはWWW・・・で」と言う言葉がある。
 私自身は、ネットをよく利用するので、直ぐに理解は出来るのだが、多分この言葉を聞いて「私には関係ない話」とされている人も多いのではないだろうか。
 在職中に、よく注意されたことに「難しいことは、相手のレベルを考えて、判り易く話せ」があった。
 そういう意味から、「細かいことはネットで調べてみて」と突き放したような対応を唯々諾々と繰り返していると言うことは、アナウンサーと言う「喋りのプロ」としての意識がなくなっていて、その向上の努力をする気持ちも無いのではないだろうか。
 放送で、上手に表現すると言う技能が損なわれているのではないか。
 それで「ラジオを身近に」と言ってみても、元々「判らせよう」とする努力をしていないのだから、衰退の一途を辿るばかりではないか。
 私の好きなAM放送で、地域や年齢相当の話題も好きだが、「難しいことを判り易く、聞きながらでも理解できる」アナウンス技術をもっと磨いて欲しいものである。

投稿者:つねちゃん
at 08 :22| 報道 | コメント(0 )

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