2012 年10 月18 日
お金に換算できない楽しみ
ある朝の行動である。朝5:30から、帰りは9:30、釣果(僅か鱚3尾だけだが)を捌いて10:00。
釣りに全く興味の無い人にとっては、餌代、ガソリン代などを考えると、とても合わない趣味だと笑われるだろうが、本人は至ってご満悦である。
朝の海風を思い切り吸っての投げ釣り、普段使わないところの筋肉を伸ばして行う運動は、何よりにも増して楽しい。
概して私の趣味は、他人様から言わせれば「時間とお金の無駄遣いのダブルヘッダー」と謗られよう。
いやいや、それは何とも思わない、面と向かって言われても「そうだろうナァ」と臆面も無く答えられるだろうと思う。
このブログでも、何度も書いたが、リタイア以降は「争う」ことは基本的に避けている。
勿論、その元気も無くなって来ているし、勝っても負けても(勿論こんな状況だから負けることが圧倒的に多いのだが)特別気にもならない。
達観とか諦観などという立派な言葉も、後になって気がつく言葉で、その時には「そうだよネェ」で済ませていることばかりである。(と本人は思っているが、場合によっては、その態度自体が気に喰わない、と思っていらっしゃる御仁もいると、後で他人から聞くことがある。
話は元に戻って、ささやかな趣味を銭金で評価することはできないし、する気にもならないのは、何とも贅沢な話ではないか。
晴れて気持ちに良い朝、海岸で形振り構わず、竿を振り、思い切り潮風で深呼吸し、時には周りに誰もいないことを確認して大声を出す。
これを誰がどのように金銭換算しようが、私には萬金に代えがたい楽しみであることは言うに及ばない。
投稿者:つねちゃん
at 08 :04| 趣味
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