2012 年11 月15 日
書き写しを終えて
毎朝の日課の一つとして、「書き写し」を行っていることは、以前にも紹介したと思うが、今回「門徒物知り帳」という本上下巻の書き写しを終えた。我が家が浄土真宗の門徒である事は、父が亡くなる前でも「一般常識」としては知っていたものの、直接それを身近に感じることは殆どなかったといって良いくらい「物知らず」だった。
見よう見まねで手を合わせ、仏壇におまいりするのも、お盆と正月くらいで、偶々両親が不在で、私が居合わせた時に「月忌参り」に来られたお坊さんの後ろに座って辛抱していたくらいである。
父が亡くなり、母を送ってから、なんとなしにお寺さんとの付き合いの主人公のようにってしまったのは、無職になって、家に居る事が多くなったこともあるのだろう。
上下巻といっても、多分相手は小学生の高学年位を対象にしたものだろう(ルビの振り方でそのように思った)から、そんなに分厚いものではなく、私でも比較的読みやすいものだった。
書き写し、と言う事なので、大体原稿用紙1枚分を、日曜を除く日に行い、一つの節が2日に亘る物だった。
書き終えたからと言って、特別真宗門徒として何かが確立されたと言う訳ではないものの、「へぇー、なるほど」とか「そんなことを言ったって現実には中々直らないよナァ」と感じながらの行動となった。
しかしながら、何らかの動機付けにはなったのではないかと思っている。
最後の章が面白かった。
「門徒物知らず」ということは「門徒物忌み知らず」だと解説されていたのだが、なるほど仏滅などと言う縁起は、本来の仏教からのことではなく、元々「物滅」と書いていたとのことだから、余り気にする必要もない、と言う気軽な気持ちが持てることだったろうか。
でも、やはり気になるナァ。
ちなみに、今日は大安であり、二十八宿では「奎」という万事に吉の日だそうである。
お読みいただいている人に、幸あれと祈るばかりである。
勿論私や家族・親族にも。
投稿者:つねちゃん
at 07 :08| 日記
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