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2012 年11 月20 日

 「あっかいば」を着て

 先日の15日は「七五三」の祝いだった。
 その前後の週末には、近所の神社を初めとして「あっかいば」を着た子供さんやお孫さんに加え、ご両親も「あっかいば」をお召だったのがなんとも微笑ましかった。
 その少し前の先月末に中学校卒業以来50周年の同窓会が開かれて、卒業生600名あまりのうち約3割の200名余りが参加した。
 男性はさほどではないものの、女性陣は洋装、和装を含めて煌びやかな「あっかいば」をお召だった。
 見た目はそれほどではなくとも、品物の良さは私の様に素材の良さを知らない者にもそれなりに目を見張るものをお召の方には、直接ではなかったが、賞賛をあげたものだった。
 馬子にも衣裳とは、まことに失礼な言葉だが、それなりにみんな「見事な」卒業後50年を過ごしてきたことがわかる。
 特別「あっかいば」を着ていなくとも、「自信」という立派な態度だったことは、みんな賞賛に値したことである。
 「襤褸は着てても、心の錦」というような必要はないとしても、どこかで、いつも、自分なりでいいから「あっかいば」を着ていたいものである。
 「あっかいば」という言葉は多分(調べてはいないが)富山弁ではないかと思うが、標準語の「一張羅」という意味だけでなく、何か「晴れがましい」という意味もあるのではないだろうか。
 自分、子や孫という身内、親戚縁者、近所の皆さん、市内の人々、県内の人々、国内の人々、アジアの、世界のそして宇宙の、仏教界でいうところの須弥山の下の人々すべてが、「あっかいば」を着ておられることを望むのはかなり行き過ぎだろうが、気持ちだけはそうでありたい。
 かっこ良すぎるかな。 ( ^)o(^ )

投稿者:つねちゃん
at 08 :43| 日記 | コメント(1 )

◆この記事へのコメント:

◆コメント

あっかいば子供のころ使った言葉なんだろうか?記憶に全くありません妻に聞こうとしても他県の人間なので当然わかりません
昔使っていた言葉を思い出すのは楽しいでしょうその言葉の成り立ちまたは生い立ちが分かればなおさらですねぜひ掘り下げられていつの日にかお知らせください

投稿者: 高島です : at 2012 /11 /20 17 :01

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