2012 年12 月14 日
独自の匂い
暫く使っていなくて、自分では「黴臭い」と思っていた部屋を使うことになり、暫く香り線香を焚いていた。目的としては、「良い匂いをさせて快適な空間を」というよりも、あくまでも「黴臭さ」消臭だった。
襖で仕切った隣接の部屋は孫が使っていたのだが、その部屋は最初喜んで使っていたのだが、「変な臭いがする」ということで敬遠されているとのことで、気が付いたら線香の匂いだった。
匂いということでいろいろな場所を思い出すのだが、一番「えっ、違うなぁ」と思ったのは、最初の米国出張で、フォートワースという空港へ降りた時だった。
正直、今まであまり嗅いだ匂いでなかったのである。
かといって、嫌な臭いではないのだが、それだけで「異国へ来た」という気持ちになったことは事実であった。
尤も、空港を出るときにはすっかり慣れてしまっていて、最初のビジネスミィーティングでは、全く気にならない状態だった。
それにしても、確かに「出張」なのだから、仕事であるが、わたし以外は一緒に行った5人すべてが「時差ボケ」だったのに、相手の会社の製品紹介と質疑応答だった。
通訳者はいたので、仕事上のトラブルはなかったものの、改めて「凄いなぁ」と思ったものだった。
話を元に戻して、日本では京都の和風ホテルに泊まった時、北陸でも加賀温泉のホテルに泊まった時など「一見客」だけれど、匂いに身を委ねられたことか一つの快感だった。
今は「嫌な臭い」と思っている孫たちも、その内には自分の好きな匂いに身を委ねることがあるだろう。
時々行った金沢の東茶屋街にあった、スナックの匂いがほんのりで好きだった。
今後も、私なりに独自の匂いを醸してゆきたいと思っている。
決して他人様に「嫌な臭い」と感じさせないように、「仄かな」を基本として。
投稿者:つねちゃん
at 08 :54| 健康
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