2013 年01 月10 日
航空管制官
子供のころになりたかった職業の一つに「航空管制官」というものがある。きっかけは、近所のたぶん5−6歳年上の人が、ラジオを細工して、色々な放送を受信したり、電波を発信したりしていたのを見た時だったころだろうと思う。
主に「短波」という放送を受信して、時には英語(だろうと思う)らしい言葉や、兎も角日本語ではない言葉もいくつか聞こえてきて、ワクワクしたものだった。
電波の発信は、どう間違えたのか、近所のラジオが一斉にその先輩の話す声で鳴ったことだった。
多分、今では電波法違反の行為だったのだろう。
ある時、それを借りてきて、バリコンを回していると、「放送」ではないやり取りが聞こえてきた。
何だろうと聞き耳を立てていたが、当然判る筈もないのだが、どうも英語らしい。
当時のことだから、そんなに飛行機が飛び回ることなかったのだが、それからまたしばらくして同様の音を聞く機会があり、先輩に聞くと「航空無線だろう」ということで、表記の仕事を知った。
高校に入る時にも、そのことが契機になったのだろうが、電気科に入学し、中学生の頃から少し英語に興味があったので、「英語で通信」できる仕事があればいいなぁ、と思っていた。
残念ながら、管制官の仕事には就けないほど成績が悪くて、断念するしかなかったが、通信という仕事にだけは就くことができた。
3度の米国出張で、なんとかその場しのぎの英語も使えた。
いまでも、富山空港の無線はたまに聞くが、やっぱり楽しい。
投稿者:つねちゃん
at 06 :58| 健康
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