<< 前のエントリ | メイン | 次のエントリ >>
2013 年01 月11 日

孫の質問

 小学校3年生の孫から質問された。
「1月は何で『お正月』というの?」
 諸姉・諸兄はスラットお答えできるだろうか。
 残念ながら、私は「年の初めの月だから」と説明にならない答えしかできなかった。
 「年の初め」がなぜ「正」なのかの説明ができなかったわけである。
 私の持っている国語辞典の「大辞林」にも「正」に「初め」という意味は載っていないし、漢和辞典の「漢字林」にも載っていない。
 結局、正しいかどうか判らないけれどネットにすがる事にした。
 結果、「正」には「新たに始める」という意味があると出ていたので、それを孫と一緒に見て合点した次第である。
 これだけでは、「頼られる爺」と思っていることに水をさすことになるし、私自身も残念至極で、何とか名誉挽回と無い知恵を絞る。
 すぐに出てくるのは、「睦月」「如月」という呼び方であり、特に「神無月」については、出雲地方だけが「神有月」となる謂れを伝える。
 また、「如月」は別の書き方で「着(衣)・更・着」とも書くこと、「綿貫(わたぬき)」と書いて4月をあらわすのだと、教える。 
 でも、如月は説明して納得はしてもらったものの、綿貫、については「着る物の「袷(あわせ)」と「単(ひとえ)」という概念がうまく伝わらなかったので、聞いている孫もなかなか理解できなさそうだった。
 もちろん最近では、袷から綿を抜いて単にして着るなどという行動は、多分どこでもやられていないのだろうから、これからも理解するとは多分無いであろう。
 言ってみればうまく「煙に巻いた」格好だが、改めて「物知らずだなぁ」と楽しく思った次第である。

投稿者:つねちゃん
at 10 :20| 学習 | コメント(0 )

◆この記事へのコメント:

※必須