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2013 年02 月06 日

改めて知る、父の思い

 今年の目標の大きな項目の一つに「断捨離」がある。
 寒いこともあって、中々思ったほどには進んでいないのだが、先日「リサイクル資源ごみ」の回収の日に合わせて、重い腰をようやくあげて、ともかく狭いところから始めよう、ということで行動を始めた。
 両親の分は、写真の整理がまだ残されているのだが、「モノ」としての処分は殆ど済んでいたと思っていた。
 ところが、私の「いつか使う」と思って残しておいたモノの陰に、見たことのない箱が二つ出てきた。
 一つには、メガネをはじめとして装身具というようなものがいっぱいに詰まっていた。
 まさか、残したメガネを息子が使うとは思っていなかったのだろうが、処分に困った果ての「いつか使う」だったのだろう。
 もう一つには、以前私がまだずいぶん若いころに借りたことのある、ネクタイがいっぱいに詰まっていた。
 そのうちの10本近くが、クリーニングから帰ったままのものだった。
 また、ひもネクタイというものだろうか、生前出かけるときによく身につけていたものが数本出てきた。
 残念ながら、現在の私が身に着けるほど、年齢相当のものではなく、今でもかなり「派手目」のものだった。
 尤も、だからこそ私が若い時に拝借したものだったのだろう。
 そんなことを思うと、なんだか、最後のころには邪険にしていた父が、可哀想になるとともに、悪いことをしたなぁ、という思いに駆られてしまった。
 親孝行、したいときには、親は無し、さればとて、墓に布団も、着せられず
 今更ながら、父への思いが身に染みる。

投稿者:つねちゃん
at 08 :08| 子育て | コメント(0 )

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