2013 年02 月18 日
がれき処分「絶対大丈夫」と言うなら
最近になっても、まだ原発事故でのがれきの処分場所が問題になっている。また、政権が代わってから「原発は安全性を見極めて進められるものは進めよう」という風潮になってきて、またぞろ「安全だ」と言わしめるかのような言動が漂ってきている、と思うのは私だけだろうか。
建設のほうはさておき、推進派の方々は「がれき処分はいろいろな場所で、その無害性が証明されていて、絶対に安全だ」と仰っていらっしゃるようだ。
在職中の長い間、品質管理という分野の仕事に携わってきたが、その経験から言うと残念ながら、世の中に「絶対」ということはないと思っている。
繰り返しになるが、各地で議論を読んでいる「がれき処分」で、押し付ける側は「絶対に大丈夫」だと主張している。
ならば「隗より始めよ」で、自分の身の周りにまず処分すべきではないだろうか。
まずは出身地をはじめとして、自分の居住地の近くでの処分をやってもらいたい。
勿論そのためには、自分を応援してくれている(であろう)近隣の人の賛同が必要であろう。
「そんなことをしたら、次回の選挙には猛反発を買って当選できなくなる」というのであれば、結局「絶対ではない」ということの証明だろう。
人を説得するという意味では、沖縄の米軍基地につてもそうだが、自分の所だけには負担をかけたくない、という政治屋さんばかりである。
そういう意味では、評価の面こそ違うかもしれないが、地方の首長さんがいろいろと地元住民を説得して処分地を模索設定している姿には、一定の評価をしたい。
尤も、それでも反対の人は言うだろう「自分の家の庭に埋めろ」と。
それも反対ではないが、やっぱり「魁より始めよ」の精神を持っていただきたいと願うばかりである。
そういえば「魁」という政党があったのではなかったろうか。
今はそんなことを忘れてしまっているのか。
投稿者:つねちゃん
at 06 :51| 政治への注文
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