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2013 年03 月04 日

TPPって、米国大統領が決めるの?

 このテーマを思いついたのは、先月24日だったから、月も変わったこの日にどのようになっているか判らないけれど、我が国の首相も米国の大統領も何か勘違いされていないだろうか、と思えてしようがない。
 TPPというのは、「参加団体の名前若しくは考え方の基本」だろう。
 それが一つの国の元首の一言で変わってしまうものなのだろうか。
 国連で「拒否権」というものを持っている国があることも、かねてからの大きな疑問だが、まさかそれと同等の権限を確かに大国かもしれないけれど、一国の大統領の意向で変わるものなのだろうか。
 もしそうだとしたならば、いつまで経っても、すべての国が、その国の「占領国」とみなされしまうのではないか。
 「P」の一つの意味は、「Partnership」だと聞いているが 、それならばすべての参加国の同意が必要だろう。
 数人での飲み会の日にちや場所の設定でも苦労するのだから、簡単ではないと思うが、そのためにこそ「多数決の論理」と「少数派の意見の尊重」が求められるのではないだろうか。
 日本も「米国の大統領が言ったのだから」という料簡で臨んだとき、「それはどんな権限なのか」と反論されては、まったく立つ瀬がないであろう。
 そうなってから、アタフタしても仕様がないことくらいは、実務者は知っているのだろうから、総理大臣としては、そのことをしっかりと認識すべきではないだろうか。
 坊ちゃん総理に、それを求めることこそ、八百屋で鮮魚を求めるほど、無理なことなのだろうか。

投稿者:つねちゃん
at 06 :55| 政治への注文 | コメント(0 )

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