2013 年03 月08 日
度量衡
偶々であるが、父の蔵書の365日雑学ダイアリーと、日本のしきたりという本を読んだ時がほぼ同じ時期だということから、思いついたテーマである。ちなみに、大宝2年のこの日、本邦で初めて度量衡が実施されたのだという。
物の「単位」というのは、どれだけ覚えても咄嗟に適切なものが出てこないで、赤面することがある。
まぁ、最近は滅多に使われなくなったものを「覚える」のではなく、楽しんで読んでみよう。
提灯や太鼓は紙や皮が張っているので「一張、二張」、釜、鞍、刀、鎌などは「一口、二口」、刀はまた「一振、二振」とも言う。
鎧は「一領、二領」、数珠は「「一貫、二貫」または「一連、二連」。
印籠は「一具(そなえ)、二具」。琵琶は「一面、二面」。
烏帽子は「一頭(かしら)」。脇息は椅子と同じく「一脚」。
この他にも、まだまだたくさんあるだろうが、興味を持って調べられて見られれば楽しいこと請け合いである。
ところで、ウサギは「一羽、二羽」と数えられるのは、ご存じの通りだが、なぜそんな鳥のように数えるのだろうか、をご存じだろうか。
結論から言うと、ウサギは「鳥のあいのこ」だからである。
「鵜」と「鷺」のあいのこだったのである。
勿論これは嘘というか方便。
仏教が伝来してから、四足動物を殺生すると、畜生道につながるから食べてはいけない、ということになり、猟師が考え出したことから、というのがどうも本当らしい。
投稿者:つねちゃん
at 09 :05| 健康
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