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2013 年03 月13 日

山の幸、海の幸

 雪解けが間近いこのころになると、必ず作る(家内がである)一品が「蕗の董味噌」である。
 蕗の董は、幸いにして、そんなに遠くまで行かなくても、手に入る。
 実は、数年前まで、そんなに近くにあるとは「思っても見なかった」のだが、家内が取りに行ったものを見て「それならそこ等にもあるよ」と言ったことから、こちらとしては、然程興味もなかったので「見えたまま」だったのだが、そこは良く知っている家内の「探す」目から見ると、手頃、食べ頃もものが随分あったようである。
 それ以来、雪解け少し前からこれが作られる。
 正直、在職中は、今の若い人とは違い、「肉食系」だった私は、野菜、特に山菜は嫌いだった。
 ところが、リタイアしてから、近くの公園が綺麗に見え出し、山菜が随分と好きになったので、家内の作ってくれる蕗の董味噌には目がないくらいである。
 これで、山の幸を堪能。
 ついで、この時期、さすがに自分では収穫できないが、地元氷見産の「鰯」が手頃な値段で新鮮なものが売られている。
 およそ「魚」と言うもので嫌いなものが無い私だが、特に鰯は大好物である。
 焼きたての塩焼きに生姜と醤油を掛けて、まだ熱い物を、できれば骨ごと食べて、ご飯か、願わくば、すっきりとした日本酒でいただくのが最高である。
 とはいうものの、そんなシチュエーションにはなかなか出会えるものではないので、チャンスを待とう。
 で、次という訳ではないが、「炊いた鰯」である。
 この時期まだ気温は然程高くなく、たいていの場合は「煮凝り」がセットである。
 熱々のご飯(炊き立てでなく、レンジでチンでも良い)に乗せて、程よく煮凝りが溶け出したところをご飯と一緒に「掻き込む」のが絶品である。
 減量に努めているので、ご飯の量は以前ほど食べられないが、鰯だけはむしろ家内に「早く食べなと駄目になってしまう」と急きたてられるのがなんとも嬉しい。

投稿者:つねちゃん
at 09 :15| 健康 | コメント(0 )

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