2013 年05 月21 日
擬宝珠を食べる
擬宝珠を食べられたことがあるだろうか。唐突にこう聞かれても、橋の欄干や神社の渡り廊下などにつけられている金属製のものでは勿論ない。
我が家でも、昨年始めて食べてみた。
いや、今年初めて「意識して」食べたのだが、家内に言わせると「去年も出したのに」と言うので、今更ながら気が付いたというものである。
植物の擬宝珠については、守備範囲は家内のなので、良くは知らないけれど、あまり日が差さないジメジメした所が良いというので、両親がどれだけ手を入れてきたかは知らないけれど、ずっと長い間裏庭に存在していた。
そのままにしておくともカタツムリの餌になってしまうのだ、とのことで、昨年から気が付いて家内も食卓に並べるようになったとのことである。
味的には、結構淡白な味であり、それ自身で存在を主張するようなものではないが、さりとて、僅かではあるが、薄い味付けの時には「私はここにいますよ」的な控えめな主張をしているので、フット気が付くことがあり、何だか微笑ましい。
煮ても炒めてもそんなに色は変わらないので、結構彩としては重宝する場合がある。
また、油で炒めても、薄口醤油などで煮てもそれなりに馴染んで、同居の食材と味で喧嘩するほどではないのも、心地良い。
擬宝珠に限らず、新緑のこの季節、しっかりと選別しなければならないけれど、気を付けてみれば、身近にいろいろな食材が生えているものである。
蓬も乾燥させてお茶にしたこともあるし、ドクダミは、結局はだめにしてしまったけれど、それなりの効用があると聞いている。
散歩のついでに、最初は少しだけ「お試し」にやって見られればいかがだろうか。
投稿者:つねちゃん
at 11 :42| 健康
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