2013 年05 月22 日
PCが使える
町内の有志の方にPC講習をしていることは、前に何度か書いている。そんな事を聞いているらしい人から「PCなんて誰でも使えるんじゃないの。そんなことでお金を取っているなんて、相変わらず阿漕なことをしているなぁ」と冗談交じりに言われた。
その人は、PCについてどれだけの知識をお持ちなのか知らないが、あるときその人が作った資料を見た。
正直、「よくこれでPCが使えているなぁ」と思って、憎むよりも以前に可笑しくなってしまった。
収支報告書では、多分Wordを使って表を作っておられるのだろうが、微妙に数字の縦位置が違っている。
また、そんな文書だから、当然数値(お金)を書いてあるのだが、一つ一つ入れられたのだろうか、位取りのために入れるコンマが時々2桁と3桁の間に入っていたりする。
こんな風に、ただ単に「使える」だけでは何の意味もない。
頑張っているなぁ、とは思うものの、残念ながらこんなことでオフィシャルな資料として出すようでは、とても「使える」とは認められない。
でも、実はこれと似たようなこと(でもないかと今でも思うのだが)をやって色々と注意された経験があるからである。
地元でそれなりに技術者として成果を上げて、本社勤務になり、技術という面では経験が裏付けしてくれてそれなりの成果を上げたのだが、ある時「上申書」というものを書くことになった。当時はまだワープロなどなく、すべて手書きだったのだが、投資額が1700万円なので、それなりの人の目に触れる文書である。
何度も訂正を指摘されて、どうにか承認されたのだが、その後の飲み会で「あの文書はいかにも『田舎くさい』ものだったなぁ」と言われて、嘲笑ではなく談笑のネタになったものである。
最近見た箴言に「頂上と思うと、あとは下るだけ。いつまでも頂上を目指せ」(うろ覚えである)というのがあった。
人を謗るよりも、我が身を振り返る癖を学習によって付けたいものである。
投稿者:つねちゃん
at 09 :01| 学習
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